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2015/10/31

ハッピーハロウィン!

ハロウィンでございますねー
昨日昼間からデパ地下でハスハスしながらハロウィンスイーツ見てましたわ

そもそもハロウィンは古代ケルト人の一年の終わり(10月31日)に死者の霊がお家を訪ねてくると共に悪い魔女やら良くないものもくるので魔除けの焚き火をしたのが始まり

その後宗教的な要素は薄れて魔除けの焚き火はかぼちゃ(もっと前はカブ)に切り抜いて顔を作りランタンとして炎を灯し
悪い魔女などは子供達の仮装をし各家を周り


「trick or die!」


じゃない

「trick or treat!」

と言いお菓子くれなきゃいたずらしちゃうんだからー!と悪い魔女達の代わりにいたずらします


まー今ではただのバカ騒ぎ状態in japan


ハロウィンということでホラーなお話しようかな!


みんな、ポゼッションは知ってるかな?



箱もらったら大変なことになっちゃったよ映画




実話が元になってるのだがその実話はそんな遠い昔の話じゃない




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時は2001年


オレゴン州でアンティーク店の家具補修をしているケビンが遺品のガレッジセールで箱を見つけた



そいつがこれ

この箱を売ってたオーナーは祖母が亡くなり孫娘の彼女(オーナー)は祖母の遺品を売っていた


彼女の祖母はポーランドで生まれ第二次世界大戦中ナチスの強制収容所で過ごし、家族を全て殺され唯一生き残った彼女は同じ囚われてるもの達と逃げ出し終戦までスペインで過ごした

この箱、ワインキャビネットはスペインで手に入れたものである

彼女がその後スペインからアメリカに移住してきた時持ってきたのはこのワインキャビネットと裁縫箱、汽車のチケットだった


生前祖母は

「この箱はディビュークの箱、絶対にあけちゃいけないよ。もし私が死んだら私と一緒にこの箱を燃やして」

と子供達に話していた



103歳で亡くなった祖母は火葬を要求したが正統派ユダヤの埋葬に反する事だったので正統派ユダヤの葬儀スタイルである土葬で埋葬された



一緒に燃やす事ができなかったんだ



そんなおばあちゃんのワインキャビネット、ケビンは「母の誕生日プレゼントにしよう!」と思うが手持ちがなく検討していたらオーナーの彼女が「是非買ってほしい!」と執拗に言ってきた


なにやら感情的になっていてケビンは「祖母が亡くなりまだ辛いのだろう」
と思っていた



オーナーの姿を見て購入を決意したケビン


とりあえず自分の店に戻り地下にその箱を置いておいたのだがそれからが始まりだ




箱を置いた後アンティーク店の店員が地下での作業中怪奇現象に見舞われた



バンバン電球割れるわのお祭り騒ぎ状態

しかも何故か鍵までかかってる



店員からヘルプの電話をもらい車を飛ばしてケビンは店に帰ってみると店員が隅で震えてこう言った


「得体の知れないものが暴れまわっていた」



その店員はその一件からお店を辞めたんだっけな




さてこの箱、元々は「素敵なワイン箱だし、お母さんの誕生プレゼントしよう!」と買ったもの


渡す前にちょっと改良しょーかなーと思いとりあえず中にどーなってるんだろと開けてみた





中には髪の毛の束2つ、小麦、金貨、御影石、乾燥したバラの蕾、ゴブレット、燭台が入っていた



これを見たケビンはやっぱ改良はやめて中身はそのままにして綺麗にするだけにしようとワインキャビネットを磨いた



そして数日後、母の誕生日プレゼントとしてお店にやってきた母にワインキャビネットを渡した

ちょっと用事がありオフィスに電話をしに行き戻ってみると

プレゼントのワインキャビネットを眺めていた母だったがなにやら様子がおかしい

下をうつむき涙を流している

声をかけても全く反応がない


これは只事じゃないとケビンは母を病院に搬送

診断の結果は「脳卒中」



脳卒中に倒れた母のお見舞いに来たケビンに麻痺でしゃべる事のできないケビンの母は紙にこう書いた


「NO GIFT , HATE GIFT」


ケビンは笑いながら「心配ないよ!大丈夫だって!」と言ったがケビンの母はワインキャビネットを拒絶した


折角のプレゼントだったが仕方ないと妹にあげてみたら「なんかこれ置いてから部屋ん中おしっこくさいんだけど…」と言われ返され次はガールフレンドにあげてみたら同じく「なんかこれ置いたら部屋ん中くさい」と言われやはりケビンの元に戻ってきた


仕方なく我が家に置く事にしたケビン


しかし家に置いてからというもの悪夢を見るようになった

まいったなーこりゃ


実はこれ、ワインキャビネットを預けた妹とガールフレンドもワインキャビネットを家に置いた時全く同じ悪夢を見ていたんだな


そして同じくケビンの家も箱を置いてから部屋ん中がめっちゃ臭い


なんかこれあるとロクな事起きない、
手放さなきゃならんかもと思ったケビンは壊そうかなーと思ったがもっとまずい事になりそうと思い留まり、2004年にオークションに箱を出店した








オークションサイトでこの箱を見てケビンと同じように導かれる様に箱を手に入れた者にはやはりもれなく厄災のおまけつき&なんか部屋ん中めっちゃ臭い!で同じ様に手放し次々と持ち主が変わった

髪の毛は抜ける(原因不明)わ、悪夢は見るわ、変な気配感じるわ、部屋ん中めっちゃ臭いわ、怪我するわで次々に手放したわけだ



その時には「この箱を持ってると怪奇現象や不思議な事が起こる」とオークションに出す際付け加えられていた

それには研究者も興味津々!

そしてある家族の元へ


やはり導かれる様に箱を手に入れたが家の中では何度も怪奇現象や謎の影が付きまとった

もう限界に近づいた時箱の真相に近づくためにカバラに詳しい父を持ちカバラについて教わっている知人の元へ行きワインキャビネットを見せたところ


「この箱は神聖なものだけど箱の中に邪悪な物が意図的に閉じ込められている」


話の前の方を思い出してほしい
この箱の持ち主のおばあちゃんはこう言っていた

「この箱はディビュークの箱」


ディビューク





ディビュークとはユダヤ民話に出てくる邪悪な者


実はこの箱の持ち主の亡くなったガレッジセールのオーナーの祖母はこのワインキャビネットを使い降霊術を行いディビュークと交信しワインキャビネットに「ディビューク」を封印したらしい



何故ディビュークと交信したのか、何故ワインキャビネットにディビュークを閉じ込めたのかはわからない


しかし、大戦前にユダヤ人の間で降霊術が流行ったという事実がある

中世、キリスト教とユダヤ教で降霊術が悪魔払いとして統合されていた事も


ディビュークに憑かれた者を悪魔払いしようとしたのか

または流行っていた降霊術をやったらディビュークを呼び出してしまったのか


個人的には後者かなと思う




ちなみに箱を鑑定してもらった家族はディビュークの影を見たらしい



あの箱には髪の毛の束2つ、小麦、金貨、御影石、乾燥したバラの蕾、ゴブレット、燭台

そして「ディビューク」が入っていたのだった




ガレッジセールのオーナーが執拗にこの箱を勧めた理由はやはりケビンや箱を手にしたもの達と同じような体験をしたからだろう




今現在、ディビュークの箱の行方と所有者は不明である




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長々お付き合いくださりありがとうございます



今日はここまで!

良いハロウィンをー!













2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

えっ!えっ!そのあとどうなったかめっちゃきになります!!臭いの?臭いの??

いつき さんのコメント...

現在進行形で行方不明だが多分部屋がめっちゃ臭くなってると思われるw